FXの基礎

FXとは

FXは、もともと、外国為替を表すForeign Exchangeの略です。

 

また、証拠金を業者に入れて為替の売買を行う、外国為替証拠金取引のことも指す。

 

FXが行われている「外国為替市場」は、「銀行間取引市場」ともいう。

 

「銀行間取引市場」は電話などで構築されているネットワークであり、株の証券取引所のような実在する場所はない。

 

「銀行間取引市場」には、各国の銀行や金融機関が参加していてここで計算される通貨の比率が「為替レート」となる。

 

私たちがFXの取引をする時は、取引業者を介して行うのでこの銀行間取引に直接参加するわけではない。

 

実際に取引をする金額の一部だけを証拠金として業者に入金し、差額は業者から借りる形になるが、これで少ない元手で取引ができる。

 

証拠金によって、資金より高額の取引をすることをレバレッジという。

 

FXの初心者はこのレバレッジを活用することで発生するリスクをコントロールしたり、為替差益やスワップ金利を高額にすることができるというメリットがある。

FXのメリット

取引の可能な時間も、FXはマーケットの開いている平日ならほぼいつでも可能である。

 

外貨預金の場合には取引時間に制限があり、いつでもできるわけではない。

 

また、FXは国の貨幣を取引するので、株のように会社の倒産によって資産が消滅してしまうことはない。

 

FXは、初心者にもはじめやすい投資方法である。

 

証拠金は数万円単位からはじめられる。

 

また、売買手数料が外貨預金などと比較して少ないという特徴がある。

 

ただし、資金量、通貨選択など最低限のリスクコントロールは自分自身で行わなくてはならない。

 

初心者の場合は特に、為替変動で含み損が大きくふくらんだ時に損失を最低限に抑える「ロスカット」のルールは知っておく必要がある。

FXで利益を得るためには

FXは、業者に証拠金を入れ、それを元手に貨幣を売買することで為替差益やスワップ金利を得る投資方法である。

 

為替の投資というとデイトレードの印象が強いかもしれないが、FXではそればかりではない。

 

為替差益を目的とする売買取引はある程度のテクニックが必要なので、はじめたばかりの人はまずスワップ金利を目的とした方がいい。

 

一定の外貨を保有しているだけで何もせずとも毎日少しずつ資産が増えるスワップ金利は魅力的である。

 

また、レバレッジが大きくなるとその分リスクが増え、相場の高騰や急落に耐えにくくなるため、レバレッジを一時的に小さくして相場の急落急騰に対応させることもできる。